2万年前の遺跡が見学できる地底の森ミュージアム
仙台市の富沢にある「地底の森ミュージアム」行ってきました。
10月から入館料が若干値上げされるそうなので、その前に行ってみようと思ったのです。
2016年10月1日から大人は400円が460円になり、高校生は200円から230円、小・中学生は100円から110円になります。
どこでもパスポートを持っている子供なら入館料は無料なので、ぜひ忘れずに持って行ってください。
地底の森ミュージアムの場所は、ザ・モール仙台長町のすぐ近くです。こんな市街地のど真ん中にあるんだ!と驚きました。
駐車場は、30台くらいのスペースですが、土曜日の午後に行ってそれほど車は停まっていなかったので、満車になることはそんなにないのかもしれません。
イベントがある日は混むかもしれないです。ザ・モールから歩ける場所なので、そちらの駐車場に停めてもいいと思います。
地底の森ミュージアムの地下は、本物の古代の生活跡が見られる
地底の森ミュージアムは、地下1階(遺跡)、1階(常設展)、屋外の氷河期の森の三つのエリアに分かれています。
入口は階段を下りて地下から始まります。
中に入ると、いきなり展示室が真っ暗だったのでびっくりしました。出土した本物のたき火跡や倒れた木、鹿のフンなど、説明が書いてあるのがほとんど見えなくて困ったのですが、古代の生活のスライドショーを投影していたので暗くしていたようです。
スライドショーが終わると、室内は明るくなりました。
ここは地下1階の展示室ですが、周りがコンクリートのせいか、しゃべると声が響きました。
子供たちは、最初は暗くて怖がっていましたが、明かりがつくと広い空間を走り回っていました。
小学4年の長男は、2万年前の生活跡が残っていて、それを現代人が発掘できた事に興味を抱いたようです。
壁には、実際に地層の断面図が見れる場所もありました。長い年月をかけて土などが堆積して地層になることを説明するのに良い材料でした。
地底の森ミュージアムの1階の常設展
地下から薄暗い廊下を通って、その後はエレベーターで1階の展示室に行けます。
ここでは、2万年前の古代人の生活について学べます。
古代人たちがどうやって石器を作ったのか、どんな風に利用したのか、映像なども使ってわかりやすく解説してありました。
実際に石器で動物の肉を解体するVTRがあったので、長男は食いついて観てました・・・(汗)。「石器って、すごく切れるんだね!!」と目を輝かせていました。男の子ってこういうの好きですよね。
それ以外にも、2万年前の富沢周辺の環境についても説明があり、今より海岸線が遠かったこと、大きな角の鹿が住んでいたことなど、子供ながらに興味を持って見学できました。
その他にも、企画展「いにしえの石の道具 ココロころころ」展が開催されていて、古代人たちが加工した石の道具やアクセサリーなどを展示してありました。
地底の森ミュージアムの氷河期の森
地底の森ミュージアムの建物の外には、氷河期の森とよばれる庭があります。
庭には、2万年前に富沢に自生していた植物と似た植物を植えて、当時の環境を再現してあります。
庭には池もあり、子供たちはザリガニやオタマジャクシを見つけて、大はしゃぎでした。
こちらの池を使って、生き物の観察会などのイベントを行われているそうです。
山ぶどうも生えていました。古代人はこういう物を食べていたのでしょうね。
「ぶどうだ!」と、さっそく採って食べる長男・・・。酸っぱかったようです。
3時ころに入館して、閉館する5時まで、2時間くらいに滞在時間でしたが、そのくらいで丁度よい内容でした。
お客さんは、私たちのほかにも家族連れや年配の方がチラホラだったので、ゆっくり見学できました。
地底の森ミュージアムのトイレなど
トイレはバリアフリーのトイレもあり、女性用のトイレにはおむつ替えシートもあったので、赤ちゃん連れでも大丈夫です。
館内には、いたるところにベンチがあり休息できるし、車椅子やベビーカーなども貸し出してくれるので便利です。
ジュースの自販機も1階のトイレの近くに2台ありました。
まとめ
実は、私が地底の森ミュージアムに行くことを提案したとき、子供たちは乗り気ではありませんでした。
でも実際に行ってみると、迫力ある地下の展示室や、氷河期の庭など、意外と楽しめたようです。
幼稚園くらいのお子さんはまだ理解できないかもしれませんが、小学校3~4年生くらいなら、結構興味を持って見学できると思います!
それに、屋内の展示がメインなので、夏場の暑い時期や、雨で天気が悪い時は、館内をブラブラできるのでおすすめです。
書類選考ナシ!誰でもキッズモデル!