10代~20代のころは、よく友人と美術館に行きました。
地元や隣県の美術館、東京の美術館、海外の美術館・・・・。
ニューヨークのメトロポリタンミュージアムやMOMA、ワシントンDCのスミソニアンミュージアムなど、かなり色々行きました。
美術館に行って、絵を見るのも楽しみですが、ミュージアムショップに立ち寄るのも楽しみの一つです。
そこでは、そんなに高い買い物はしませんが、いつも気に入ったポストカードを数枚購入します。
そんなわけで、アート作品のポストカードコレクションができました。
先日、いつか額に入れて飾りたいな、と思っていたポストカードをやっと額縁に入れて部屋に飾りました。
ちょっと見えにくいですが、大好きなジャン・コクトーのポストカードです。
かなり抽象化された人物の横顔が描かれていて、その洗練された線の美しさにうっとりしてしまう絵です。
IKEAで三連のフレームを見つけたので、ちょうどいいなと思い購入。良い感じです。
長男からは「何これ、変な絵~!!」と笑われてしまい、芸術が分からない主人はノーコメントでした。
長女だけは、「素敵だね~」と言ってくれたので、ママは救われました。
芸術の目は小さいころから養うことが大切です。
私の大叔母は画家だったので、大叔母が描いた大きな油絵が実家にはたくさん飾ってあります。
小さいころから絵を身近に見て過ごしました。
それに、画集も実家には何冊もあって、大好きなシャガールやミュシャの絵を模写したりして遊んでいました。
長男に画集を見せると、ちょっと写実的な絵は全部写真に見えるようなのです。
最近の子どもはスマホやタブレットでゲームをしたり動画を見たりする時間が多いですよね。
私が小さい頃は、母の教育方針でおもちゃの類はいっさい買ってもらえなかったので、新聞の折り込み広告で裏が白い物みつけては絵を描いて遊んでいました。
今考えると自分がちょっと可愛そうになりますが、当時はそれで満足していたように思います。
絵を描くと観察力が養われます。長女は、写真や部屋の観葉植物を見ながら絵を描いたりします。
長男は戦車や戦闘機の写真を見ながら絵を描きます。
子どもが好きなものでいいので、想像ではなく写真でいいので本物を見ながら絵を描くことが必要だと思います。
時間をみつけて、もっと頻繁に子供たちに絵を教えたいな・・・、と思っています。